音楽療法 (ミュージックセラピー) ・ ・ ・ 
 音楽によって心が癒されたり、心に余裕が持てたり、時には躍動させたり、また音楽に導かれて過去の思い出が甦ってきたりするなどの様々な心理的作用や、歌を歌うなど音楽を能動的に行うことによって脳に良い刺激を与え、脳の活性化につながるなどの機能的作用は、日々の生活の中でも無意識のうちに私たちにもたらされている音楽による作用であると言えます。

 私達人間の祖先はこのような音楽の力を最大限に利用していました。
それはまだ言葉もない文字もない、とてつもなく古い時代からだと考えられています。
その後医学の目覚しい進歩の影に人々から忘れられていきましたが、アメリカ合衆国において、世界大戦等をきっかけに再び注目され、
1950年に音楽療法士が国家資格化し、音楽療法としての研究もさらに活発になり科学的なデータなども出揃ってくるようになりました。
近年日本でもしばしば
NHKテレビで特集されるなど療法としての認知度が急速に高まってきています。

音楽療法」というとなんだか堅苦しい感じがするので、より親しみやすいかなと感じる「ミュージックセラピー」のほうを好んで使っている私ですが、なにしろ太古の昔から人類が行っていたことでもあり、その歴史は人類の歴史とともに始まったのですから、もっと気軽に利用してお役立ていただきたいと思っています。
いつも身近にあって副作用の心配もない音楽の特性を用い、少しでも皆様のお役に立ちたいと願いつつ、利用者様とともに過ごさせていただく音楽療法「ミュージックセラピー」の時間を大切にしています。

日本音楽療法学会 認定音楽療法士社会福祉士
日本教育カウンセラー協会認定 上級カウンセラー
大学・各種学校非常勤講師
愛知県健康づくりリーダー
市立総合病院音楽療法士

楸 マリ

▲ページトップ