関節外科について | 医療法人いつき会 守山いつき病院

関節外科

股関節、膝関節に痛みのある方

歩き出しや階段の昇り降りで痛みが走り、立ち止まってしまうことはありませんか?最近股関節や膝の痛みで外出が億劫になったことはありませんか? これらの症状の原因として変形性関節症という状態が関係していることがあります。また年齢と共にこのような症状を持った方は増加する傾向にあります。 当院では特に股関節、膝関節の痛みに対しての専門的指導や治療を行っています。又、必要な方には提携している大雄会病院人工関節センターに於いて同病院医師とともに手術治療を行います。術後当院での継続入院も可能です。今後当院でも手術体制を整えて行きます。



変形性膝関節症

軟骨が擦り減って膝関節の骨が徐々に変形して行く病気です。年齢と共に有病率は増加し女性に多く発症します。有病率は60才以上の方では35-55%と言われています。膝の曲げ伸ばしの時に痛む、体重をかけたときに強い痛みが出たりするようになります。さらに進むと曲げ伸ばしに制限が出てきます。




治療法

保存的治療(手術以外の治療)



外科的治療(手術治療)

大きく分けて3つの術式があります。

  • HTO(高位脛骨骨切り術)
  • アライメントを矯正する手術です。

  • UKA(単顆置換術)
  • 内側のみを置換する人工関節です。

  • TKA(全置換術)
  • 内側外側ともに置換する人工関節です。
    最も一般的な手術です。








TKA(全置換術)



TKA (人工膝関節全置換術)

人工膝関節は大腿骨と脛骨の傷んだ軟骨と一部骨を削り取り、その形状に合った金属製のコンポーネントを設置する手術です。コンポーネント間にポリエチレンを挟み込み新しく関節を作ります。場合によって膝蓋骨も新しいコンポーネントに入れ替えます。





変形性股関節症

股関節のクッションの役割をしている軟骨が擦り減って徐々に変形していく病気です。日本人に多いのは先天性股関節脱臼や先天性臼蓋形成不全といった状態が原因で2次的に起こる事が多いと言われています。股関節の被りが浅いため身体を支える部分が小さくなり、動きが不安定となるため軟骨を傷つけやすくなります。滑らかな股関節の動きができないために歩く、走る、階段の上り下りの際に痛みを生じます。




治療法

保存的治療(手術以外の治療)
外科的治療(手術治療)
THA(人工股関節置換術)

THA (人工股関節全置換術)

人工股関節は傷んだ大腿骨の骨頭を切り取り新しく関節を作る手術です。寛骨臼の表面を削った後、金属製カップを骨盤にはめ込み大腿骨側のステムを設置します。骨頭そして骨盤側のカップと骨頭とカップの間に入るプラスチック製(超高分子ポリエチレン)のライナー(インサート)が組み合わさって構成されます。人工関節には様々な種類がありますが、患者さんの骨の状態や生活習慣を考慮して機種や大きさなどを選択します。








人工関節置換術のメリットと最近の動向

術後早期から痛みが取れることにより関節の動きが改善し、日常生活での機能を著しく回復させ早期社会復帰を可能とします。アンチエイジングにも繋がり、元気ではつらつとした高齢の方を増やすひとつの選択肢と考えています。 年々手術を受ける方は増加が見られ、国内で人工股関節5万人/年以上、人工膝関節年間8万人/年以上の方が手術を受けています。

リハビリテーションに関して

術後は2-4週間程度で退院可能となることが一般的です。

外来受診に関して

当院ではレントゲン、CT、MRI、血液検査により現在の状態を精査することが 十分に可能です。股、膝関節の痛みや機能障害があり、お悩みの方、まずはお気軽にご相談下さい。また手術を受けるかどうか悩んでいる方、無理に手術を勧めることは決してありません。一緒に最善の方法を模索していきましょう。

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担当医師:谷口祥一



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